屋根材ごとの特徴比較|失敗しない屋根材選びの8のポイント

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屋根材

「新築時や葺き替え時の屋根材は、どれが一番いいのだろうか?」これは本当に悩むところですよね。屋根は、室内を雨風から守ってくれる住宅の基本構造の1つです。しかも一番厳しい気象環境に晒されるのが、住宅建材の中でも屋根材です。

普段の生活ではあまり目にすることがない屋根材なので、その選び方が疎かになりがちですが、業者の勧める屋根材で本当に正しいのでしょうか。もしかしたら、在庫過剰が理由でその屋根材を勧められているのかもしれませんよ。

本当に正しい屋根材を選ぶには、あなたにも屋根材の基本知識が必要です。今日は、それぞれの屋根材選びのポイントと比較表をお知らせします。ぜひ参考にしてみてください。

【重要】屋根材の修理を検討中の方へ

火災保険で屋根材をしっかりと修理するには、実は「最初に専門業者へ電話する」ことが決め手になっているのです。

その理由は、一般の人がいきなり保険会社に電話を掛けて保険申請すると、どんなに気を付けても「言っていけない一言」を口にしてしまって、キチンと保険申請ができない可能性が高まるからです。

そして、私たちルーフパートナーは2012年6月開業の火災保険で、屋根・雨樋・漆喰・ベランダ:カーポートなどを修理することに特化したその専門業者なのです。

その長年の経験から、私たちは火災保険で屋根材をしっかりと修理する際に、必須になる下記3つを合わせ持っています。

①「保険申請に適した独自の調査方法」
②「保険金額を最大化できる保険申請ノウハウ」
③「手抜き工事なしの質の高い修理技術力」

上記3つのトリプル効果によって、正規の修理工事が実質負担0円でできるというわけです。

火災保険で屋根材を修理できるかどうかを知りたい人は、今すぐ下記ボタンからお問い合わせください。私たちルーフパートナーが全力でお手伝いさせていただきます。

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1. 屋根材選びのポイント

屋根材選びに困ったら、下記のポイントに的を絞れば、スムーズに選ぶことができます。

①強さ 
②寿命年数
③重さ
④デザイン
⑤メンテナンス

それでは、主な屋根材ごとにそのポイントを説明しましょう。

1-1. 屋根材別比較表

屋根材石粒ガルバリウム鋼板スレートセメント瓦日本瓦トタン
概要金属特有の問題の「錆・雨音・室温上昇」をクリアした屋根材軽量でしかも安価で、また施工もしやすく現在も最も多い屋根材戦後、一気に普及したが、今では和風型はほとんど製造されていない古くから日本建築に使用されていて、粘土を使った焼き物の屋根材安価で軽量だが「防錆性・防音性・断熱性」が非常に劣る屋根材
強さ×サビ穴
寿命50年以上25年~40年30年~40年50年以上15年~25年以上
重さ非常に軽い軽い重い非常に重い非常に軽い
デザイン非常に良い良い良い普通劣る
留意点新素材のためキチンとした背工技術を持った業者が少ない。定期的なチェック・メンテナンスを怠るとトータルコストは高くなる。定期的なチェック・メンテナンスを怠るとトータルコストは高くなる。重量があるため、住宅の耐震性を十分に留意することが必須。雨音が大きく錆び易くて断熱性が悪い。塗装が必須。

1.スレート

2.日本瓦

3.セメント瓦

4.トタン

5.ガルバリウム鋼板

2. スレート

スレートとは、本来、粘板岩を薄く加工した板を指します。粘板岩を材料とするのが「天然スレート」と呼ばれるのに対して、セメントと人工繊維や天然繊維を材料にして薄く加工後、着色塗装したものが「化粧スレート」と呼ばれています。以前は、セメントと石綿(アスベスト)を材料とした「石綿スレート」が主流でしたが、現在は健康問題のため、製造されておらず、その姿は消えつつあります。

30天然スレート

30化粧スレート

出典:http://www.koueisangyou.net/item8.html

今ではスレートと言えば、石綿(アスベスト)を含まない「化粧スレート」を指します。天然スレートは高価なため、化粧スレートが一般的です。日本瓦などと比べて軽くて、ある程度耐久性もあるため、多くの住宅の屋根材として使用されています。ちなみによく耳にするカラーベストやコロニアルは、この化粧スレートです。

2-1. スレートの特徴

ここでは、スレートの主な3つの特徴をお伝えします。

① 軽量で安価

日本瓦に比べて軽量のため、住宅の耐震性が低下しにくく、トタン屋根よりも耐久性があります。また、温暖差による収縮も少なく、比較的安価であることがスレート屋根材の大きな特徴と言えます。

② 色合いが豊富

色合いもバリエーションが豊富にあり、お好みの色を選ぶことができるので、色にこだわりがある方には打ってつけの屋根材です。デザインもスッキリとしていて軽快感があり、人気の屋根材と言えます。

③ メンテナンスが必要

しかし、一方でメンテナンスには手間とコストが掛かります。特にスレートは塗装によって、その機能が保たれていますので、定期的な塗装が必須となります。

■石綿スレートについて

石綿スレートは、現在製造されておりませんので、特徴を省略いたしますが、屋根の葺き替えで石綿スレートを廃棄される場合は、特別な廃棄方法をしなければならないので、その注意が必要です。古いカラーベストやコロニアルには、石綿(アスベスト)が含まれている可能性があります。

3. 日本瓦

これは、古くから日本家屋に使用されていて、粘土を使った焼きものの屋根材です。その製造工程の違いで、表面に釉薬が塗られているのが釉薬瓦(ゆうやくがわら)、塗られていないのが無釉瓦(むゆうがわら)に大きく2つに分けられます。

3-1. 釉薬瓦について

30釉薬かわら

陶器瓦ともいわれ、瓦形の粘土に釉薬をかけて、窯の中で焼き上げた瓦のことです。表面が釉薬でガラス状になっているので、雨水が浸み込まず、非常に耐久性が高い瓦です。そのため、瓦自体はメンテナンスフリーです。釉薬で表面を覆うので、色も豊富に選べます。形は、粘土を成型するので、屋根の形状、デザイン、好みに合わせられます。近年では、和風住宅だけでなく洋風住宅でも多く用いられるようになりました。

3-2. 無釉瓦について

無釉瓦は、釉薬をかけず、成形した粘土をそのまま、窯の中で焼き上げた瓦のことです。代表的な無釉瓦には、いぶし瓦と素焼き瓦があります。

■いぶし瓦

30無釉瓦いぶし

いぶし瓦は、釉薬をかけずに焼き、松材・松葉でいぶすことから、いぶし瓦と呼ばれています。瓦全体が深い銀色の瓦です。釉薬瓦に比べ、その耐久性は低下しますが、デザインや風合いが和風住宅の屋根にピッタリなため、純日本建築の建物や本格的な和風住宅の屋根に多く使用されています。

■素焼き瓦

素焼き瓦は、釉薬やいぶしも施さず、自然の色合いが特徴の瓦です。焼くときに酸化現象のため赤系になるので、赤瓦とも呼ばれています。明るい色合いなので、洋風住宅によく似合います。代表的な素焼き瓦は、スペイン瓦が有名です。

3-3. 日本瓦の特徴

ここでは、主な3つの日本瓦の特徴をお伝えします。

■重量があります

日本瓦は、粘土を成型して焼いた瓦です。そのため、他の屋根材より重量が重くなりますので、住宅の耐震性にも考慮して日本瓦を慎重に選ぶ必要があると言われています。一部の建築家からは、住宅の基礎や主要構造が法律通りに作られていれば、重量のある日本瓦でも、耐震性が損なわれることはないとも言われています。

■耐久性がいい

一方、日本瓦は、断熱性や遮音性に優れ、瓦自体は半永久的に使うことのできます。
また、表面は耐久性が高く、色合いも半永久的にメンテナンスが不要です。ただ、瓦自体にメンテナンスが必要ないものの、漆喰部分には、やはりメンテナンスが必要になります。

■修理費用が高い

それと、一度何らかの理由で修理が必要になると、比較的にその修理費用が高いと言えますので、日本瓦を選ぶ際は、そのことも十分に考慮するといいでしょう。

4. セメント瓦

セメント瓦とは、セメントと砂などの骨材をある一定の割合で混ぜたモルタルをプレス・脱水・成形し、塗料で着色した瓦です。型に押し込む日本瓦と比べて、材質が均一なので、形がほぼ同一なります。そのため屋根にセメント瓦を並べた際は、仕上がりが美しくなります。製造方法の違いで厚形スレートまたはコンクリート瓦と呼ばれることもあります。

4-1. 厚形スレート

厚形スレートとは、上記のようにセメントと砂を混ぜて製造されるがその割合は3対1のモルタルで作られています。スレートと比較して瓦が厚いので厚形スレートと呼ばれていると言われます。また、厚形スレートの表面を釉薬処理したものを施釉(せゆう)セメント瓦といいます。

厚形スレートの形状には、様々の種類がありますが、最近は住宅の洋風化にともない、洋瓦型や平型がほとんどです。日本瓦型の厚形スレートは、ほとんど製造されていません。

4-2. コンクリート瓦

コンクリート瓦は、厚形スレートと同じ材料で構成されますが、厚形スレートよりセメント量が少ない2対1の硬いモルタルで製造されています。オーストラリアのモニエル社と共同開発を行い、その後日本に導入されたので、モニエル瓦とも呼ばれています。

その形は、洋瓦型と平瓦型があります。最近では、モルタルそのものに着色する方法なども開発され、色褪せ保証を銘打ったコンクリート瓦も販売されています。

4-3. セメント瓦の特徴

■強度が低い

厚形スレートとはいえ、はやり板状のセメント瓦なので、地震の際は割れてしまうことが多いです。さらに塗装劣化などが進むと、元々割れやすいセメント瓦が劣化によって、突風などの僅かな振動でもさらに割れるようになってしまいます

■再塗装が必要

また、太陽光・風雨・気温差等で塗料の劣化が進むとセメント部分がむき出しになり、セメント自体の劣化も早くなります。塗料が劣化することで、セメント瓦への雨水の浸みこみが進みます。その結果、セメントの成分であるカルシウムが流出してしまう為、セメント瓦の表面に砂が突出します。
1度カルシウム流出まで劣化したら、塗装をしても回復するわけではないので、セメント瓦が色褪せてきた時点で、早期に塗装修理する必要があります。

5. トタン屋根

トタン屋根とは、亜鉛をめっきした薄い鋼板屋根材のことをいいます。鉄板だとすぐに雨で錆びてしまうため、防錆として亜鉛をめっきしています。むかしからよく見かける金属系の屋根材は、ほとんどがトタン屋根材ですね。ちなみに屋根だけに限らず、「トタン」とは亜鉛めっき鋼板を意味します。その葺き方は、長方形の平板を横長に葺く一文字葺きと、棟部から軒先に向けて棒を並べたように葺く瓦棒葺きが代表的です。また、浅い勾配でも使用することができるメリットもあります。

5-1. トタン屋根の特徴

■軽量

薄いトタンを使用するので、他の日本瓦やセメント瓦、スレートと比べて非常に軽い屋根材と言えます。そのため、耐震性に優れています。

■安価

当時、トタンは大量製造されていたため、比較的安価でした。また軽く、容積が小さいため、運搬費や施工費も安かったようです。

■3つのデメリット:「サビ発生」「雨音」「室内温度上昇」

しかし、問題が三点ありました。それは「サビ発生」「雨音」「室内温度上昇」です。サビが発生したら、腐食しやすいため、施工から10年以内で雨漏りが始まることも珍しくなかったようです。また、雨天時は金属特有のトントントンという雨音は避けられません。

加えて、断熱性能がほとんどないこともあります。そのため室内の温度も上がりやすく、夏場は電気代が余分に掛かってしまうという難点もあります。この問題点3つとさらにデザインが古めかしいため、近年ではトタン屋根を選ぶ方は減少の一途を辿っています。

6. ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板とは、アルミと亜鉛とシリコンで鉄板を両面から加工した鋼板です。1972年にアメリカで開発された新しい金属素材です。

6-1. ガルバリウム鋼板の特徴

■耐食性が優れている

仮にメッキ部分が傷ついても、ガルバリウム鋼板に含まれている亜鉛が、鋼板より先に錆び始め、表面を覆い、鋼板が錆びることを防ぎます。この仕組みで大変 耐食性に優れています。

■耐熱性が高い

ガルバリウム鋼板の色は元々銀色で、熱をよく反射します。そして耐熱性があるアルミの含有量が約55%と非常に高いです。この2つの効果で非常に耐熱性が高くなります。

■加工が容易

トタン屋根と同様に薄い鋼板なので、加工がしやすく、様々な形にすることが可能です。近年では、見た目がスレートや日本瓦にそっくりなものもあります。また近未来的なデザインも選ぶことは可能です。

その優れた性能を生かして、近年ではガルバリウム鋼板は屋根材としても注目されはじめました。でもはやり、金属特有の雨音などの防音性や室内温度が上昇する断熱性には、大きなデメリットがありました。

■デメリットの克服

しかし、そのデメリットも今では新しい施工方法と石粒付ガルバリウム金属屋根材で克服されているようです。効果的な屋根の防音・断熱方法は、屋根の下地材との接地面を少なくする方法です。屋根材と野地板との空間を十分に取った屋根施工方法の選択が重要なのです。

また、表面の石粒は、雨粒を拡散させ金属特有の雨音を抑える働きがあります。また反射熱や音に対しても普通の金属屋根材と比べても抜群の性能を発揮します。トタン屋根材とは対照的に、近年ではこのガルバリウム鋼板屋根材を選ぶ方が急増中です。

【銅板屋根材について】

錆びない屋根材として日本で古くから使われているのが銅板です。和風住宅では、瓦葺きから1段落として葺く腰屋根で多く見ることができます。銅は緑青(ろくしょう)が現れて、緑色に変化すると、それ以降は長期間にわたって耐久性を保ちます。

50年~80年も持つと言われていますが、近年の酸性雨の影響で、その耐久期間は短くなっているようです。

 

しかし、緑青(ろくしょう)を好む人が意外と多く、その人気は地方ではまだまだ顕在です。銅板の費用と耐久性の両方を考慮して、現在では0.35ミリまたは0.4ミリの銅板が広く一般的に使われています。

8. 屋根材別のメンテナンスについて

屋根材石粒ガルバリウム鋼板スレートセメント瓦日本瓦トタン
時期不要10年~15年15年~20年漆喰は随時5年~8年
内容メンテナンスフリー保証ではありません塗装・棟板金などの交換塗装・棟瓦の積み直し棟瓦の積み直し・漆喰補修サビ除去・塗装
費用0円35万円~120万円50万円~120万円30万円~80万円5万円~100万円※塗膜状態により変動

 ※上記金額は、一般的な規模(10坪~30坪)の住宅を想定して計算しています。また、実際の屋根状態や形状、勾配(傾斜)によっては上記金額の範囲外になりこともあります。あくまでも目安とお考えください。

9. ゼロ円で屋根材を修理できる方法

屋根施工後に、もしかしたら1ヵ月後に突風で屋根材が傷むかもしれませんし、半年後、台風に遭遇する可能性も否定できませんよね。もしかして、新しい屋根材だから保証が付いているので大丈夫と思われていませんか?

実は、ほぼすべての施工保証では、突風や台風などの天災が原因の場合は免責事項に該当して保証の対象外です。つまり、その損害費用は保証でカバーされることはありません。施工会社に問い合わせをしていただければ、確認できると思います。

そんな施工会社が保証しない場合でも、その損害費用(修理費用)を補償してくれる会社があります。それは火災保険会社です。

火災保険に加入すれば、突風や台風などの風災被害でも補償してくれます。その理由は、火災保険とセットになっている「風災補償」です。

この「風災補償」を利用すれば、その損害費用(修理費用)の全額が保険でカバーされることが多々あります。言い換えれば負担金0円で屋根材を修理できる可能性があるのです。

火災保険の「風災補償」について、もっと詳しく知りたい方は「火災保険を使って屋根修理が0円でできる仕組みと確実な申請方法」の記事をご覧ください。ぜひ、この機会に火災保険に加入されることをおススメします。

10. まとめ

この記事の屋根材の種類・特徴は、いかがでしたでしょうか。比較一覧表で分かりやすく工夫させていただきました。屋根材を選ぶ際は、初期費用だけでなく、メンテナンス費用も考慮されることがミソです。

また、突発的な被害についても火災保険に加入されていれば「鬼に金棒」です。強く加入されることをおススメします。それでは、後悔をしない屋根材を選んでくださいね。

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越尾 酉太

越尾 酉太

ルーフパートナー管理者の越尾酉太です。一般社団法人 日本損害保険協会の鑑定人でもあります。火災保険で屋根修理出来ることが、保険加入者の「当然の権利」であることを皆様にお伝えするため、日々奮闘中です。

お役に立てましたら、一人でも多くの方にシェアをお願いいたします。

ご質問・ご相談などお気軽にお書きください。

4 コメント - "屋根材ごとの特徴比較|失敗しない屋根材選びの8のポイント"

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小野木 淳
ゲスト

屋根材の比較では石粒ガルバの評価が非常に高くなってますが、拙宅の屋根を見る限り大きな疑問を抱きます。
拙宅は佐渡島のストーンウェイブの屋根ですが、施工直後から石粒が容易に落ちて、現在9年目ですがガルバの下地が露出するほどです。メーカーに問い合わせても明解な回答が得られず、自社指定の業者での際吹き付けを勧められました。再吹き付けの効果も不明で、他社と比較しても高い見積もりでメーカーはその3割しか保証しないと言います。石粒ガルバとひとくくりに高評価を与えることで多くの消費者が被害を被る可能性があると思ってメールしました。

磯貝一正
ゲスト

現在、住宅新築計画をしており、屋根材に「石粒付ガルバニウム鋼板」を採用しようと考えておりましたが、小野木様のコメントを読み困惑しております。越尾様の返信コメントには「材料にも当たりはずれがある」とのこと、又々、驚きです。一体何を信じて良いものか、どなたか、適切なアドバイスを頂けたらと思いご質問させて頂きました。選択の時間があまりありませんので出来るだけ早急にご返信いただけます様、宜しくお願い致します。