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屋根塗装を行なうべきかのチェック項目とDIYと業者の違い – roof partner
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屋根塗装を行なうべきかのチェック項目とDIYと業者の違い

屋根の見た目が古臭くって、ご近所の目が気になっていませんか?それとも定期点検で「屋根の塗装が必要だ」と言われて本当にそうだろうかと迷われていませんか?

もし そのままにしておくと、雨漏りの発生する可能性が確実に大きく増加します。最悪の場合、屋根の葺き替え工事をしなければならない状況に陥ることもあります。

実は、屋根塗装の塗り替え時期はある程度は自分で判るんです。しかし自分で塗装しようにもその方法がわからないし、塗装業者を選ぶのもその基準が分かりませんよね。

そこで、今回は、はじめに屋根の塗り替え時期の判断方法を説明して、その後、屋根塗装の費用目安と基本的な屋根塗装の手順などをお伝えしますね。

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誰でも分かる塗替時期の判断方法

一般的に屋根の塗り替え時期はスレートは10年、トタンは5~8年といわれていますが、鵜呑みにしないでください。

それはあくまでも塗装メーカーや塗装業者が言っているだけです。一応いろいろな根拠はあるようですが、それも営業トークの一部と考えていいでしょう。

なぜならば、屋根塗装の塗り替え時期は屋根材や塗料だけで決まるわけではないからです。屋根材や塗料以外にも次のことが塗り替え時期に影響しています。

  1. 気象環境(直射日光・風通り・湿度など)
  2. 屋根の形状(勾配・谷樋・ドーマなど)
  3. 屋根の施工状態(高圧洗浄やケレン不足など)

つまり、塗り替え時期には環境や形状の違いによる紫外線と水分が大きく関わっています。また塗り替えが2回目以上だと、前回の塗装技術も大きく影響されます。よって経過年数で塗り替え時期は分かりません。

では、何を基準に判断すればいいのか。当たり前ですが、それは屋根を見ることです。具体的に屋根をどのような視点でみればいいのかをレベル別に書き出して見ました。

レベル① 塗装の艶はあるか?ないか?

レベル② 以前よりも色が薄くなったか?

レベル③ 屋根が白くなっているか?(チョーキング現象)

レベル④ 屋根が黒ずんだり、赤くなっているか?


レベル⑤ 塗装が剥がれ屋根材自体が見えているか?


一番、費用対効果がいい時期はレベル3~レベル4の間です。チョーキング現象が出てくると塗り替えのサインだとお考えください。

レベル3までは塗料の劣化現象ですが、レベル4のコケやカビが繁殖してしまうということは、すでに屋根材自体にも水分を含み劣化していることの証拠です。

劣化した屋根材に塗装しても無意味だということはお分かりだと思います。

劣化した屋根材に塗装すれば一時的には見栄えはよくなりますが、もう水分が屋根材に含まれているので短期間で塗装は剥げます。費用対効果は非常に悪いです。

どうしてもご自身で屋根を見れない場合は、業者に見てもらうことをおススメいたします。特に2F・3F屋根の上は非常に危険ですので、一般の方は上らないようにしましょう。

屋根塗装の費用相場

はじめに、業者とDIYによる屋根塗装の費用相場をお伝えしますね。

業者費用 35万円~120万円
DIY費用 7万円~8万円

業者とDIYの費用相場に大差がある理由

それは、下記3点があるかないかに尽きます。

これらは、業者が存続するためにはどうしても必要になる金額ですので、DIY費用相場との差が大きくなるわけですね。

業者とDIYでは耐久年数も違ってきます

業者 7年~10年
DIY 2年~3年

耐久年数に大きな違いがある理由は、DIYだと、足場が悪く屋根上では、下地処理の清掃がどうしても疎かになってしまうからです。はやりそのあたりの慣れは、業者にはかないませんからね。

DIYによる屋根塗装のデメリット

DIYで屋根塗装すると、上記のように最大で業者費用の17分の1で済みますが、次のデメリットがあるので、おススメはできません。

DIYで後悔したお客様の声

40代男性H様

屋根塗装の見積りを業者に取ったが、あまりの高いので、自分で塗装したが、雨漏りがするようになって、余計に費用が掛かってしまった。

50代男性K様

高いところが好きなので、屋根塗装なんて簡単にできると思っていたが、足場が斜めで不安定なため、うまく塗装ができずに、塗りムラがひどくなって、近所に恥ずかしいので、結局は業者に依頼することになってしまった。

20代男性S様

お小遣いをやるからと、親に頼まれて自分で屋根塗装したが、時間が滅茶苦茶掛かるうえに、かなりキツイ作業で二度とするものかと後悔しました。

基本的な屋根塗装の手順

スレート屋根の場合

スレートは表面がザラザラしているので、汚れが付きやすく、その汚れが養分になりコケも生えやすい屋根材です。ひどいときは草が成長していることもあります。

そうなると根が張って、雨漏りの原因となります。そうなる前に屋根の塗装をすることが重要です。

 安全対策をする

一番いい安全対策は業者のように足場を組むことですが、一般の方にはできないので安全ベルトにロープを縛って、万が一の場合でも屋根から落ちにくいようにします。

高圧洗浄機でスレートの汚れやコケを除去します

ケルヒャーの高圧洗浄機でも、延長高圧ホースを購入すればできます。スレートが重なっている箇所や棟板金、屋根の隅付近は 特に念入りに洗浄します。全体洗浄を最低でも2回はします。

ここで手を抜くとすぐに塗装が剥がれてしまいますので何度も確認してください。結構しぶきが飛びますので ご近所には気をつけましょう。乾燥時間は24時間以上です。

棟板金は新しいものと交換します

サンダーや紙ヤスリなどで棟板金の錆び落としをする方法もありますが、手間が非常に掛かる割には錆を発生しやすいので、当社では棟板金を取り外し 塗装後に新しいものと交換いたします。また費用も交換のほうが安くなる場合が多いです。

塗装しないところをマスキングします

塗装をしない箇所(破風板や鼻隠など)を保護するためにテープや新聞紙などを利用して塗料が付かないようにします。このことをマスキングといいます。

場合よっては、お隣さんの住宅や車にも大きなビニールシートを被せるなどのマスキングも必要です

シーラー(下塗り塗料)をスレートに塗ります

シーラーとは、スレートと塗料のつなぎをよくするための塗料型の接着剤です。スレートの傷みが激しい場合は このシーラー塗りを2回します。

タスペーサーを取りつけます ※縁切り不要になります

タスペーサーとは、屋根塗装時にスレートとスレートの間に差し込む部材です。

タスペーサーの役目は、スレートとスレートの間を塗料が塞いでしまうと毛細管現象で雨水が上ってしまうので隙間を確保することです。

また その隙間にはスレート下の湿気を外部に逃がす役目もあります。

細かい部分を小型ローラーで塗料を塗ります(部分的な中塗り)

下塗りから最低三時間は経過させてから中塗りをします。

スレートとスレートの重なり部分や金属部分は、次工程の大型ローラーではどうしても塗り残りがあるので、先に小型ローラーで塗装を行います。

塗料を小型ローラーにつける際、しっかりと塗料容器の中で塗料をかき混ぜてからにします。塗料成分が容器の底に沈殿していますと色ムラになりますので、気をつけましょう。

ローラー塗りで塗装します(中塗り)

平面部で広いところはローラーで一気に塗ります。もちろん、ローラー塗装の場合も塗料はしっかりとかき混ぜましょう。

塗装順は、屋根頂上から下がりながら塗っていきます。塗料の上は滑りやすく非常に危険ですから。

もう一度小型ローラー塗りとローラー塗り(仕上げ塗り)

仕上げ塗りは中塗りから二時間以上、空けてから行います。最後の工程になりますから塗り残しがないか、よく確認してください。確認できれば、完了です。

トタン屋根の場合

トタン屋根の寿命は5~8年と言われています。しかし 近所のトタン屋根は築3年ぐらいで錆だしたように感じられましたが…。錆=寿命ではないようですね。

錆が出始めたら、早めの塗装が必要です。特にトタン屋根はこの塗装で寿命が決まります。

安全対策をする

一番いい安全対策は業者のように足場を組むことですが、一般の方にはできないので安全ベルトにロープを縛って、万が一の場合でも屋根から落ちにくいようにします。

トタンの下地調整

古い剥げかけの塗料や錆を取り除きます。金属ブラシや平コテで削ります。もし、油分が付いていたらラッカー等でふき取ります。(この作業をケレンといいます)

また穴が開いていたら補修テープやコーキングで必ず、塞ぎましょう。

塗装しないところをマスキングします

塗装をしない箇所(破風板や鼻隠など)を保護するためにテープや新聞紙などを利用して塗料が付かないようにします。このことをマスキングといいます。

場合よっては、お隣さんの住宅や車にも大きなビニールシートを被せるなどのマスキングも必要です。

穴埋めをします

トタンのクギ穴やトタン同士の隙間はコーキングで埋めてください。

サビ止め塗料(プライマー)を下塗ります

塗りにくい隅や継ぎ目は先に刷毛で塗ります。その後、平面部分はローラーで上から下に向けて塗っていきます。最後が梯子を掛けていた箇所になる順番で塗ります。

トタン屋根の場合は二回塗りも可能ですが、下塗りと中塗りと上塗りの三回塗りのほうが塗装は長持ちするので、おススメです。

 中塗り・上塗りをします

下塗りから最低四時間は経過させてから中塗りと上塗りをします。方法・順番は下塗りと同じです。これを最低四時間空けて2回繰り返します。

 後片付け

使い終えた刷毛や容器などは、薄め液で塗料を洗い落としてください。また再使用できます。最後にある程度 塗料が乾いたら、マスキングテープを剥がして完了です。

 

屋根塗装の基本知識


屋根にペンキを塗ることをいいます。最近では美観はもちろんですが、いろいろなメリットを求めて屋根塗装されている方が増えていまが、またデメリットもあります。それぞれのメリット・デメリットを見てみましょう。

屋根塗装のメリット

メリット① 防錆性が高まります

棟板金やトタン屋根などの錆の発生を抑えます。

メリット② 防水性が高まる

現在の雨漏りを止める性能はありませんが、将来の雨漏りリスクが低減されます。

 メリット③ 屋根材が保護できる

スレートや金属部分の腐食が防止でき、屋根の葺き替え工事が不要または延期できます。

 メリット④ 抗菌性が高まる

スレートのコケや、屋根下地部分のカビを抑えます。

メリット⑤ 遮熱性・断熱性が高まる

夏場は屋根表面から屋根裏や2F室内への熱が伝わりにくくなり、室温の上昇を抑えます。(遮熱性)

また 冬場は室内から屋根表面への熱も伝わりにくくなり室温の下降を抑えます。結果、1年中快適な室温を保つことができます。(断熱性)

【遮熱と断熱の違い】

遮熱とは、熱を反射させて熱の上昇を防ぐことです。一方 断熱とは、温度が低いほうに熱を移動させないことです。

もっと詳しくその違いを知りたい方は下記URLでご覧ください。
http://gainapaint.jp/gaina/about/tigai.html

屋根塗装のデメリット

デメリット① 雨漏りがする

塗装方法によっては、屋根塗装が原因で雨漏りが発生することがあります。そのワケは素人の方がよく失敗する「塗りすぎ」です。

また激安業者や悪徳業者も手間が掛からないため、この「塗りすぎ」をすることがあります。なぜ「塗りすぎ」をすると雨漏りになるのかは、毛細管現象の原理をご覧ください。

 デメリット② すぐに剥がれる

主に塗装前の高圧洗浄や錆落とし不足が原因ですが、その他にも屋根材とマッチしていない塗料や安い粗悪塗料を塗ったために剥がれる場合もあります。

必ずスレートならスレート用の塗料を、金属屋根なら金属屋根用の塗料を使ってください。

 

業者による屋根塗装費用の目安

屋根塗装費用 35万円~120万円
(足場費用も含み)

2F以上の屋根を塗装する場合は基本的に足場を組みます。しかし この足場費用が結構高額なのです。

業者に「足場費用が二重に掛かってもったいないので、外壁塗装もしましょう」と追加工事の話を持ちかけられ、なんだか騙されているような気持ちになりますよね。(※決してその業者が騙しているわけではありませんが…)


実は その気持ちを解消できる方法が1つあります。詳しくは下記の項目をご覧ください。

その足場費用を0円にする方法

築年数5年程度では、屋根を塗り換えなければと悩むことはほとんどありませんよね。

通常は10年、20年経過してから屋根塗装を検討するものです。10年20年経過していれば、当然その期間に突風や強風や積雪にも遭遇しています。それらの影響で屋根が傷んでいる可能性は十分にあります。

実は 足場費用を負担0円にする方法とは、すでに加入済みの火災保険の「風災補償」で足場をかける方法です。ちなみに足場費用については「足場は必要?不要?|その費用目安について」で詳しくお伝えしています。

この火災保険の「風災補償」で足場費用が0円になる可能性があります。

火災保険の「風災補償」はほとんどの場合、自動でついています。もちろん 屋根を修理する際の足場費用も補償されます。

火災保険で屋根修理されると同時に屋根を塗装すれば、あなたの足場費用の負担が0円になるかもしれません。もし、あなたがすでに火災保険に加入済みでしたらこの風災補償を使わない手はありません。

【注意】上記の風災補償を受けたら必ず、足場費用が補償されるわけではありません。ケースバイケースです。

もっと詳しく知りたい方は「知らないと損!0円で屋根のリフォームができる可能性がある全手法」の記事をご覧ください。

まとめ

この記事で、基本的な塗装手順や塗装時期の判断方法がご理解していただけたと思います。悪徳業者に騙されない方法や足場代0円方法なども参考していただいて、あなたにピッタリの塗装業者が見つかれば幸いです。