「新たにテラスに屋根を付けてみようかな!」「落雪でテラス屋根が破損してしまった」このようなことがきっかけで、今テラス屋根についていろいろ、調べられていると思います。
この記事ではテラス屋根の「種類」「DIY方法」「修理」の3点についてお伝えしたいと思います。
テラス屋根の種類
ここでは、3つのポイントから施工例写真とともにテラス屋根の種類をお伝えします。
オシャレ度
木目調の施工例
ナチュラルな木目調で、住まいにより温かみをアップできるのが特徴です。特に庭にこだわりがある住まいには、ピッタリなテラス屋根といえるでしょう。
ホワイト系の施工例
シックでモダンなホワイト系で、スタイリッシュな住宅を演出できるのが特徴です。テラスが一気に上品でかつエレガントな雰囲気になります。
ガーデンハットの施工例
まるでカフェにいるかのように、強い日差しを和らげて、木陰のようなマイナスイオンいっぱいの空間をつくります。ガーデンハットとは、テント生地のテラス屋根のことです。
価格順位
シンプルに3つの価格帯に分けてお伝えします。実際の価格は、施工業者で必ずお確かめください。
10万円以下できる施工例
10万円~20万円でできる施工例
20万円以上でできる施工例
形状別
基本的には、テラス屋根の形状には、以下の3つしかありません。その選び方は自由ですが、通常「住宅とのマッチング」「あなたの好み」「折りたたみ機能の有無」などで決められています。
フラット屋根の施工例
以前は、和風住宅にしか似合わないといわれてきましたが、近年では、シルバーを基調としたフラット屋根もモダンな住宅では好まれています。
アール屋根の施工例
曲面がある屋根で、洋風住宅によく合います。価格は若干、フラット屋根よりも高いが、雪が滑り落ちやすいことや雨水の吹き込みが軽減されるという利点があります。
ガーデンハットの施工例
テラス屋根を自由に開け閉めしたいという方には、打ってつけの屋根形状です。必要なときに手動・電動で屋根のないテラスも楽しめます。しかし屋根の素材がテント生地ですので、耐久性はあまり良くありません。
【独立型テラス屋根とは】
多くのテラス屋根は、住宅の外壁などにテラス屋根の一辺を接続して施工されていますよね。
これとは別にカーポートによく見られるような自宅とは完全に離れ独立して施工されているものを独立型テラス屋根といいます。
どちらが優れているということはありませんが、独立型テラス屋根のほうが若干価格が高めになります。
DIY方法
テラス屋根の傾きについて
時々「こんなにテラスの屋根が傾いていて施工ミスじゃないの?」と聞かれることがあります。
テラス床は通常、水捌けを良くするために微妙に傾斜が付けられていますが、室内の床や地面などは、ほとんどの場合、水平なっています。
その状態で、もう一方の対象物(雨樋やベランダ床など)に傾斜がついていることに慣れてしまっているので、両方ともに傾斜がついていると、それぞれの傾斜の向きによっては、テラス屋根が大きく傾いて見えるというわけです。
テラス屋根の傾きが大きいのではと思われても、目の錯覚の場合がほとんどですので、安心してください。
テラス屋根を付ける付けないの判断基準
テラス屋根を付けるには数十万円の費用が掛かるが、その費用負担を考慮しても下記4つのうち2つ以上当てはまるようでしたらテラス屋根を付けても大きな後悔はしないでしょう。
- 自宅外観をおしゃれにしたいか?
- 天気を気にせずに洗濯をしたいか?
- 室内の日差しを避けたいか?
- テラス屋根のメンテナンスは覚悟できるか?
テラス屋根の交換修理について
ここでは、業者によるテラス屋根の交換修理代の目安と、0円で修理できる方法の2つをお伝えします。
交換修理代の目安
屋根材1枚交換 | 3万円~6万円 |
全体交換(8枚) | 5万円~30万円 |
- ポリカーボネートの形状や厚み、グレードによって、交換修理目安に大きな差があることはご了承ください。
交換修理代を0円にする方法
テラス屋根が割れたり、外れたりする原因は、ほとんどが風や雪ですよね。風や雪で、テラス屋根に修理が必要になったのなら、確実にその修理費用を0円にする方法があります。
それは、あなたが加入されている火災保険です。火災保険には、通常、自動で「風災・雪災」補償というものがついています。確認のため、下の画像をご覧ください。
火災保険の「風災・雪災」補償について
「風災・雪災」補償とは、風や雪が原因で住宅やカーポートなどに修理が必要になった場合、その修理費用(損害額)を保険会社があなたに代わって保険金として支払うといものです。
火事でもないのに、本当に保険金が下りるの?と思われるかもしれませんが、本当です。HPやパンフレットで、あなたご自身の目で確認してみてください。
屋根からの落雪でテラス屋根が壊れることがあることは、皆さんよくご存じですが、風でも外れたり、割れたりすることがあることは、あまり認識されていないようです。
このように台風や竜巻でなくてもテラス屋根が壊れることがあります。私たちの経験では、テラス屋根が傷む原因の約80%は、風や雪によるものと思われます。
では、具体的にどうすれば0円でテラス屋根の修理ができるかは「火災保険を使って屋根修理が0円でできる仕組みと確実な申請方法」でその詳細をお伝えしています。
ボッタクリ被害に遭わない三か条
住宅関連の修理やリフォームは、ボッタクリ業者が多いことはご存じと思います。そこで、これさえ守っておけば、ボッタクリ被害に遭う確率が激減する3か条をお伝えします。
1条:すぐに応急処置をさせない
ボッタクリ業者は、親切な振りをしてすぐに無料の応急処置をします。まずは、恩を売っておいて、その恩の見返りとしてボッタクリ価格の修理契約を迫ってきます。
断ればいいのではと思われますが、悪徳業者は「あの手」「この手」で断れない状況に追い込む術には長けています。一般の方は、まず断れないでしょう。
2条:長期間掛かる事を覚悟する
何事も焦ってしまうと、大体は失敗して後悔することが多いですよね。テラス屋根の交換修理も同様です。
真面目で優秀な修理業者は、その評判が広まり、新規のお客様が多く、またリピーター客もたくさん抱えています。そのため、すぐに応急処置に伺うことができるのは稀です。
一見、親切な業者と思われますが、業界内の私からすると、それは大きな勘違いです。キチンとした修理を行なう業者は、往々にして、すぐにお客様の元へ駆けつけたくてもできないのです。
3条:火災保険で修理できる業者に依頼する
その理由はもうお分かりですよね!保険金でテラス屋根の修理をするため、ボッタクリ被害に遭いようがありません。
しかし、その専門業者の一部ですが、負担金を請求してくる業者がいます。その理由は、すでに修理工事を行なったが、保険金が少なかった、又は出なかったので、その差額を負担して欲しいというものです。
火災保険で修理する専門業者に依頼する際は、必ず保険金の額が決定してから、修理工事を開始するかどうかを確かめてからにしましょう。
まとめ
3つのポイントからテラス屋根の種類をお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。
修理の際は、DIYもよろしいかとは思いますが、火災保険に加入済みでしたら、私たちにも相談してみてくださいね!