突然、工場や店舗、ビル、住宅などが雷災害に遭いそうになり、なぜ落雷が起こったのか、その復旧はどうしようか、
また今後雷災害に遭わないようにするにはどのような対策をすればいいのだろうかと色々と調べられていますよね。
そこで、今日は、雷災の基本知識3つと落雷が起こるメカニズム、雷災予防対策、負担金0円で雷災害を復旧される方法などについてお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
雷災についての基本知識
まずは、雷災についての基本知識として次の3つのことをお伝えします。ちなみに雷災の読み方は「らいさい」です。
雷災とは雷による災害のことです
雷とは、雲と雲との間や雲と地表との間で放電が起こって、光と音を発生する自然現象のことで、同義語として稲妻があります。
その雷によって災害を受けることを雷災といいます。
具体的な雷災には落雷の被害があります
雷が大気中のみで発生している場合には、その被害はほとんどありません。
しかし雷が地表まで達すると、落雷となり、火災やアンテナの破損、家電製品のショートなどの被害をもたらします。
雷災は自然災害の1つです
自然災害というと、台風や地震、津波などを連想されると思いますが、雷による被害も立派な自然災害の1つです。
家電製品の故障などでも落雷後であれば自然災害の可能性があります。以下、雷自体や落雷についてもう少し詳しくお伝えします。
実は雷には3種類ある
ここでは、あまりご存じないかもしれませんが、その発生メカニズムによって3種類ある雷についてお伝えします。
熱雷(ねつらい)
真夏の熱い日射が地表面付近の空気を熱し、上昇気流となって発生する雷のことです。
界雷(かいらい)
大気の冷気団と暖気団とが接触する境界線に添って発生する雷のことです。
渦雷(からい)
低気圧や台風の中心付近などの上昇気流の活発なところに発生する雷のことです。
参照元URL:http://www.sdn.co.jp/
雷災になる落雷の発生メカニズム
雲の中の電界が変化して電荷が分離し、上方にプラス電荷、下方にマイナス電荷がたまった雲が、「雷雲」となります。
この雷雲のマイナス電荷から地表のプラス電荷に向けて放電される現象が「落雷」すなわち雷雲電荷と地表の電荷が中和する現象です。
参照元URL:http://www.sdn.co.jp/
雷災の現場写真集
この項目では、ネット上で見つけた雷災の現場写真7つを掲載しています。
配電盤の雷災
12月8日の早朝に、我が家の屋根に落雷を受けてしまいました。幸い火は出ませんでしたが、電気配線や、電化製品にかなりの被害を受けてしまいました。
電話もパソコンもブローしてしまい、ご注文やメール、お電話を頂いたお客様には、ご迷惑をおかけ致しました。
プラグの雷災
落雷現場は土がえぐられ、電柱のアースがちぎれていました。国束寺の被害はテレビ一台、モデム一台。幸いパソコンは無事でした。
電気がケーブルテレビの線を伝って来たようです。怖いですねぇ。
エアコンの雷災
先週のこと、九州をはじめ山陰山陽地方に雷・暴風・土砂災害警報が発令されました。その当日、県北一帯は朝から激しい雷と雨が降り続いたのであります。
ところが昼前後、麺家エビス亭の近くで落雷が発生、そのお陰でエアコンの室外機がパンク(基盤が破損)したのです。
屋根の雷災
お取引先のご依頼で、落雷被害の調査に出動してきました。家主様のお話によると、梅雨末期の雷雨の際に被害に遭われたようです。
落雷時には、家主様はご在宅だったようでしたので、さぞ驚かれた事でしょうね。
外壁の雷災
雷の威力はかなりのものです。写真は2010年7月に撮影した埼玉県の「介護老人保健施設はーとぴあ」の外壁写真なのですが、建物が完成してすぐの頃、外壁最上部に落雷を受けた写真です。
雷による火災
午後11時20分すぎ清野袋で落雷による火災が発生しました。
樹木の雷災
8月18日の今日14時15分頃、長居公園の南西入口近くで樹木に雷が落ち、22~24歳の女性4人が病院に搬送された。
雷災予防対策は避雷針設置が基本
雷による被害に遭わないようにするには、落雷が起こらないように自宅の高さを低くしたり、稲妻を誘導しにくい材質で建物を建てたり、気象が安定している地域に引越しすることがよい対策ではありますが、費用面などで現実的ではありませんよね。
そこで役立つのが避雷針の設置です。比較的安価でできるので、雷災予防対策は避雷針の設置が基本と考えていいでしょう。
戸建住宅には基本的に避雷針は不要
しかし基本的に一般住宅では、避雷針の設置は必要ないとされています。その理由は建物の高さが低いからです。
一方で、家庭用避雷針も販売されていますので、一度でも雷災害に遭っている人や高台に住まいがある人は一度検討してみてもいいでしょう。
家庭用避雷針の製品名 | 購入先URL |
ホームアレスタ | http://kensetsu.ipros.jp/ |
HS-21/HS-41型 | http://www.kami-nari.com/ |
避雷針の設置は雷災対策専門会社に依頼したほうがよい
屋根修理業者やリフォーム店、工務店等の一部でも、避雷針の設置を請け負っている所はありますが、やはりその専門会社に依頼されたほうがいいでしょう。
避雷能力が異なるから
なぜならば、災害をもたらす雷の放電は、簡単にいうと電気ですので、その専門知識の有無によって避雷針の能力が全くといっていいほど異なってしまうからです。
屋根修理業者やリフォーム店等は、普段目に見える作業をメインに行なっていますので、どうしても目に見えない電気関係の作業は不得手になってしまいます。
形だけ避雷針を設置しても意味が全くありませんからね。そのため費用は高めになってしまうかもしれませんが、極力雷災対策専門会社に避雷針の設置を依頼しましょう。
雷災対策専門会社一覧表
サイト名 | 避雷針工事.net |
電話番号 | 0120-987-656 |
所在地 | 愛知県名古屋市南区赤坪町213-1 |
サイト名 | SHODEN |
電話番号 | 03-5819-8373 |
所在地 | 東京都墨田区太平4-3-8 |
サイト名 | エイトレント |
電話番号 | 0120-889-885 |
所在地 | 東京都品川区大崎1-6-1 |
雷災害を負担0円で復旧される方法
どんなに気をつけても100%落雷を防ぐことはできませんが、避雷針を設置することで多くの雷災害を予防することは可能です。しかし、それでも100%雷災害を防止するとこは不可能と思われます。
実はほとんどの火災保険は落雷災害も対象内です
そうなれば、雷災の損害額を少しでも抑えることを考えるべきでしょう。そんなときに活用できるのが火災保険の落雷雷補償です。
この落雷補償で保険申請を行なえば、その損害額が保険会社から保険金として支給されるので、実質負担0円で復旧することが可能です。
詳しくは「火災保険を使って屋根修理が0円でできる仕組みと確実な申請方法」でお伝えしていますので、火災保険に加入済みの場合は、ぜひ参考にしてください。
まとめ
今日は、雷災の基本知識3つと落雷が起こるメカニズム、雷災予防対策、雷災の現場写真、負担金0円で雷災害を復旧される方法などについてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。
もしも雷災に遭っているのなら、迷わずに加入されている火災保険会社に問合せをしてみましょう。