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自分でできる雨漏りチェックとその対策方法 – roof partner
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自分でできる雨漏りチェックとその対策方法

過去に高額な雨漏り修理費用が掛かってしまい、もう絶対に後悔したくないと何かいい予防対策はないかと思案されていませんか?

雨漏り対策は、早くすればするほど、手間が少なくなり、低価格に抑えることができます。放っておくと、専門業者に依頼せざるを得ないことになり、また高額な出費になります。

今回は、自分でできる雨漏りチェックとその対策方法をご紹介します。また業者の料金目安もお伝えしますので、自分でするか、業者に依頼するかの判断材料としていただければ幸いです。

雨漏りのチェック箇所

雨漏り対策をされる前に、必ず下記の6箇所はチェックしましょう。ほとんどの雨漏りは、この6箇所から発生します。

【注意事項】1F屋根だけにしてください。2Fや3Fは危険ですので、チェックだけでも業者に依頼しましょう。

スレート/瓦

棟板金

漆喰(しっくい)

雨仕舞い部分

雨仕舞いとは、住宅を建築中に浸水防止の処置を施すことです。ここが不十分だと雨漏りが発生することがあります。特に谷樋と天窓は要チェックです。

コーキング部分

特にベランダ下や棟板金のコーキング部分は要チェックです。

経年劣化/老朽化

雨漏り箇所が上記1つだけの場合もあれば、2つ以上が同時に発生することもあります。もっと詳しく知りたい方は「雨漏りを止めるために知っておくべき9つの原因」をお読みください。

自分でできる雨漏りの対策方法

まずは、屋根や外壁を目でチェックしましょう。目で確認すると、ここから雨水が入りそうだなということはある程度分かると思います。該当箇所を絞り込んでから下記の要領で対策を行ないましょう。

屋根の雨漏り対策

【注意事項】1F屋根だけにしてください。2Fや3Fは危険ですので、チェックだけでも業者に依頼しましょう。

 スレートや瓦にヒビや割れは?

ある。→自分でコーキング補修。

コーキング補修は、あくまでも応急処置です。タイミングを見て業者に雨漏り修理を依頼することをおススメします。

瓦のズレや割れは?

ある。→自分で瓦交換。

瓦は、ほとんどがのせてあるだけですので、手で簡単に取り外せます。

ただし瓦が購入できる店も限られていますし、瓦の種類を見分けるのは一般の方には難しいかもしれません。その場合は、業者に依頼するのがいいでしょう。

棟板金の剥がれや浮きは?

5mm以上の浮きがある。

自分でコーキング補修。

剥がれている。→業者に依頼。

元に戻すことは一般の方でもできますが、下地材が痛んでいるため、またすぐに剥がれてしまいます。業者で棟板金交換をおススメします。

漆喰に崩れやヒビは?

ある。→業者に依頼。

漆喰補修には専門技術が不可欠ですので、必ず屋根修理業者に依頼しましょう。

雨仕舞いに不良は?

穴が開いている。→業者に依頼。

自分でもコーキング補修はできますが、下手に素人が手を加えると、それが雨漏り原因になることがありますので、おススメできません。

コーキング剤のヒビ割れや剥がれは?

ある。

自分で古いコーキングを剥がしてコーキング充填。

ただし、屋根の上は不安定なので自信のない方は業者に依頼するほうがいいでしょう。

経年劣化では?

経年劣化である。

業者による葺き替え工事が必要。

外壁の雨漏り対策

【注意事項】1F外壁部分だけにしてください。2Fや3Fは危険ですので、チェックだけでも業者に依頼しましょう。

外壁のコーキングに割れや剥がれは?

ある。

古いコーキングを剥がしてコーキング充填する。

 サッシのコーキングにヒビ割れや剥がれは?

ある。

古いコーキングを剥がしてコーキング充填する。

庇やベランダなどの雨仕舞いは?

穴が開いている。→自分でコーキング充填する。

ただし雨水の経路を想定して構造に問題がある場合は、業者に依頼しましょう。下手に素人が手を加えると、それが雨漏り原因になることがあります。

経年劣化ではないですか?

経年劣化である。→業者に依頼。

このような状態の外壁で雨漏りがあれば、外壁の全面リフォームをおススメします。

より具体的な雨漏り対策方法

ここでは、下記三ケ所の具体的な雨漏り対策とそのおススメ製品をお伝えします。

三角屋根の場合

もしも、すでに火災保険に加入済みでしたら、実質無料で雨漏り対策ができる可能性があります。無料と言われると不安になられると思いますが、それにはちゃんとした理由があります。

詳しく知りたい方は「雨漏りの修理費用を1円でも安く抑える為に知っておきたい4つのポイント」でその理由を詳細に説明していますので、よろしければご覧ください。

陸屋根の場合

雨漏りストップ材がおススメです。雨漏りストップ材とは、株式会社ティーシージャパンが起案された製品です。雨が降り始める前、屋上に自分でばら撒くだけで、雨水が染みこみ雨漏り予防ができます。

雨漏りストップ材が雨水などの水分によって流動化し、ミクロサイズの粒子となり、屋上床の亀裂やヒビに入り込み、凝固して予防対策ができます。

すでにコーキング補修している箇所でもそのまま使用できる画期的な製品です。ではその予防対策を説明します。※必ず雨の前日に行なってください。

 ① 雨漏りストップ材を撒きます

屋上の亀裂やヒビ割れがある箇所を中心に撒きます。目安量は最大1kg/m2です。

 ② ジョウロで雨漏りストップ材に水を掛けます

水の量は雨漏りストップ材が風で転がらなくなる程度です。

 ③ 雨降りが始まる

雨水によって、ミクロ化した雨漏りストップ材が亀裂やヒビ割れに入り込み、無くなります。また余分な雨漏りストップ材は雨樋を通じて排水されます。

④ 雨漏り対策完了

ミクロ化した雨漏りストップ材が亀裂やヒビ内部で凝固し、雨漏り予防対策は完了です。ただし、すでに雨漏りしている場合は、室内に雨漏りストップ材が漏れてきますので、バケツや養生の準備をしてください。

【注意事項】本剤は、雨水にゲル状に溶解しコンクリートひび割れに浸透し効力を発生します。雨漏れのしみと同様に、建物を汚します。溶解した屋上の本剤も清掃いただくまではそのままです。

雨漏りストップ材の価格

5kg入り (5~10㎡) 10,000円+送料540円
10kg入り (10~20㎡) 18,000円+送料無料
1平米あたり 1,000~2,000円/㎡

雨漏りストップ材の購入先はこちら

http://www.amamori-stop.com/

外壁の場合

コーキングを充填する方法がおススメです。コーキング剤とは、気密性・防水性を高めるために隙間を埋めるネリ状のものです。

チェック時に見つけた不具合箇所をコーキングで雨漏りしないよう充填します。

充填前にプライマーを塗布するとその効果はより発揮します。プライマーとは、コーキング剤の接着性を高めるための液体です。

 まずは、コーキング剤・プライマー・マスキングテープ・カッター・ヘラ・雑巾・ゴミ袋などを準備してください。それでは、その手順を詳しく説明します。

① 古いコーキング剤を取り除く。

カッターなどで外壁材を傷つけないように古いコーキング剤を剥がしてください。できる限り丁寧に剥がしていきます。

古いコーキングの上から新しいコーキングを充填すればいいのではと思われるかもしれませんが、その場合は、防水性・耐久性が悪くなります。

結果、全く予防対策にはなりませんので、必ず、古いコーキング剤は取り除きましょう。結構手間が掛かりますが、とても重要な工程です。ついでにホコリやゴミも雑巾などでふき取ってください。

 ② マスキングテープをする。

マスキングとは、コーキング剤などを充填する際に、コーキング剤がはみ出すのを防ぐために充填箇所の周囲を覆うことです。

外壁に余分なところにコーキング剤やプライマーが付かないように周りにマスキングテープを貼ります。はじめてコーキング充填をされる方は必ず、行なってください。

 ③ プライマー(シーラー)を塗ります。

コーキング剤を充填する箇所にプライマー(シーラー)を塗布します。そのときにマスキングテープからはみ出ないように気をつけてください。

プライマー(シーラー)とは外壁材とコーキング剤との接着力を高めるものです。

 ④ コーキング剤を充填します。

プライマーが乾いたのが確認できたら、コーキング剤を該当箇所に塗っていきます。少し多めに塗ってヘラなどで奥に押し込みようにして、表面を外壁材と合わせてください。

もしも途中に空洞ができたら、追加充填して必ずつぶしましょう。雨水の流れも考慮して余分なコーキング剤があれば、ふき取ってください。

 ⑤ マスキングテープを剥がす。

コーキング充填をしたら、すぐにマスキングテープは剥がしてください。そのままにしておくと、コーキング剤が乾いてしまい剥がしにくくなります。また見栄えもわるくなりますので、すぐに剥がしましょう。

剥がしたマスキングテープには、まだコーキング剤が付いていますので、他の箇所につけないようにゴミ袋などに入れておきます。コーキング剤が乾けば予防対策は完了です。

 【注意】一般の方が、2Fや3Fの屋根や1Fでも広範囲の予防対策をすることは、おススメできません。高所であり足元も斜めで不安定なため大変危険です。

また外壁の基本構造をご存知でないと、外壁材などを傷つけてしまい、その予防対策が雨漏り原因になるなど、本末転倒になってしまうこともあります。自信のない方は自分で予防対策はされないでください。

お勧めのコーキング剤とプライマー(シーラー)

製品名 セメダインPOSシール(変成シリコン)
価格 約600円

製品名 セメダイン「プライマーB」
価格 約1100円

【注意】

コーキング剤に関しては、極力1成分形変成シリコーン系コーキング剤」を使用してください。2成分形はプロ用で、専門の機材でずっとかき混ぜが必要になり、止めるとすぐに硬化し、使い物にならなくなります。

また変成シリコーン系ではなく、シリコーン系だと塗装のりが悪くなり、後の外壁塗装時に大変手間が掛かってしまいますので、気をつけてください。コーキング剤については、高額でも品質のよいものを使うほうが絶対にお得です。

おススメのコーキング剤とプライマーの購入先

モノタロウ

専門業者の雨漏り調査費用の目安

【注意事項】下記の金額は雨漏り修理費用ではありません。雨漏り原因や雨漏りの危険があるかどうかの調査費用の目安です。

雨漏り修理費用の目安を知りたい方は「雨漏りの修理費用を1円でも安く抑える為に知っておきたい4つのポイント」をご覧ください。

目視雨漏り調査 5,000円~15,000円(税抜)

屋根に上り、写真撮影後、プロの目からいろいろとアドバイスをいただけます。

散水試験調査 35,000円~100,000円(税抜)

屋根に水をかけ、実際に屋根裏を調査してより詳しく調査をする方法です。僅かな雨水浸入の有無も知りたい方には、おススメです。

悪徳業者対策

業者に依頼される場合は、手抜き業者やボッタクリ業者などの悪徳業者に騙されないようにしましょう。

悪徳業者対策を詳しく知りたい方は「危険!web上の悪徳業者にひっかからないための対処方法」をお読みください。

まとめ

自分でできる雨漏り対策チェックとその具体的な対策方法はご理解していただけたでしょうか。自分でやる手間暇と業者の費用を比べて、あなたに合った雨漏り対策方法の参考にあれば幸いです。