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母屋の増改築時と離れにネット回線を繋ぐ時に気をつける点 – roof partner
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母屋の増改築時と離れにネット回線を繋ぐ時に気をつける点

母屋

「母屋とは別にもう1棟建てようかな」「母屋から離れた部屋でインターネットを見たい」と思ったけど、法的に何か問題はないだろうか?具体的にどうすればいいのだろう?と思われていませんか。

この記事では、母屋の基本的なことも説明しながら、母屋の増築時や「離れ」の新設し、インターネット回線を敷くときに気をつけるべきポイントをお伝えします。

母屋とは

母屋は「おもや」「もや」と2つの読み方があります。漢字で表現すれば全く同じ文字になるのです。

しかしその読み方によって全く別の意味になりますので、気をつけましょう。では、その「おもや」「もや」についてそれぞれお伝えします。

「おもや」:建物としての母屋

家族が普段、主に居住している建物を母屋といいます。つまり、食事や入浴、TV視聴、就寝など生活の場がある建物が母屋です。

母屋の類似語には「母家:おもや」「主屋:おもや」「本屋:ほんや」等があります。母屋とは対照的な建物には「離れ」「納屋」などがそれに当たります。

「もや」:建築材としての母屋

屋根部分の建築材の一つです。具体的な箇所は、屋根の頂上部分にある「棟木」と、それに平行して屋根下部に施工されている「軒桁」との間にあります。

棟木と軒桁には「垂木」という長い建築材が乗っていますが、その「垂木」を支える役割を果すのが母屋(おもや)なのです。

母屋は、約900mmごとで配置され、屋根の主要な骨組みである垂木全体を支えています。

以降は、建物としての母屋「おもや」についてお伝えします。

母屋を増改築したり、「離れ」を新設する場合の注意点

ここでは、母屋に増改築・新設する際、建築基準法や都市計画法、消防法などで注意すべき事柄をまとめています。

実際に増改築・新設する場合は、必ず建築士に相談してご自身で確認を行なってください。

確認申請

基本的には10㎡以上の増築には、確認申請の届出が必須です。また防火・準防火地域では面積にかかわらず届出が必須になります。

確認申請の詳細は,http://www.ads-network.co.jp/で確かめてください。

建ぺい率

建ぺい率とは、建築面積の敷地面積に対する割合のことです。それぞれの建物用途や地域によって異なります。この建ぺい率を超えて増築や新設はできません。

詳しくは、http://allabout.co.jp/をご覧ください。

容積率

容積率とは、建築物の延床面積の敷地面積に対する割合です。延床面積とは、建物全体の床面積のことです。階数を問わず、廊下やフロ、トイレなども含まれます。

容積率の詳細は、http://allabout.co.jp/で確認できます。

北側斜線制限

北側隣地の日照の悪化を防ぐため、建築物の北側に課せられる制限のことです。

詳しい内容は、http://chumon-jutaku.jp/をご覧ください。

高さ制限

高さ制限とは、第一種低層住居専用地域・第二種低層住居専用地域内で、建物の高さが原則として10m又は12mまでで、都市計画でその高さが制限されています。

詳しい内容は、http://www.token.co.jp/をご覧ください。

道路斜線制限

建築基準法の高さ制限の1つで、火災等の消防活動や道路の日当たり、風通しが良くなるように建物の一部に高さを制限するものです。

道路斜線制限の詳細は、http://chumon-jutaku.jp/でご確認ください。

隣地斜線制限

隣地の日当たり・風通しを維持することを目的とされています。隣地の境界線を基準に高さと勾配(角度)によって規制されます。

その詳細は、http://chumon-jutaku.jp/でお伝えしています。

可分・不可分

可分・不可分とは、1つの敷地内に母屋が1つか、あるいは複数あるかという事です。原則は、1敷地内に1母屋です。この状態を「不可分」といいます。

つまり、2つに分けて生活できないことが原則なのです。そして2つ母屋があることを「可分」といい、その場合は、敷地を2つに分けなければなりません。

この分ける行為を分筆(ぶんぴつ)といいます。

詳しくは、http://www.sumaito.com/でご確認ください。この分筆を行なうと、次にお伝えする接道義務が新たに生じてきますので、気をつけましょう。

接道義務

建物を増築・新設する場合は、その敷地は必ず、幅員4m以上の2m以上道路に接していなければなりません。この道路とは、一般的に思われている道路とはちょっと異なります。

詳しい説明は、http://allabout.co.jp/で行なっていますので、ご覧ください。

市街地調整区域

市街地調整区域とは、調整となっていますが、実質は「市街化を抑制する区域」のことです。基本的に一部の建物を除き、一般の人が住宅を建てることはできません。

また増改築にも規制があることもあります。その詳細は、http://allabout.co.jp/で掲載されています。

固定資産税の増額

固定資産税の計算式には、床面積も含まれているので、増築や新設をすれば、当然、固定資産税は増額されます。詳しい金額は、最寄の税務署に問合せください。

「離れ」でインターネットを繋げる2つの方法

その方法は、大きく分けて2つあります。「有線で繋ぐ方法」と「無線で繋ぐ方法」です。

有線で繋ぐ方法

母屋から「離れ」のパソコンまでLANケーブルで繋ぎ、インターネットに接続する方法です。

以前は、配管の中にLANケーブルを通して繋ぐ方法が一般的でしたが、最近では屋外用LANケーブルの登場で、配管工事は不要になりつつあります。この方法の注意点は、以下2点です。

注意点① 屋外用LANケーブルを使用すること

室内用LANケーブルで繋ぐと、雨風などですぐに劣化してしまい、接続トラブルの原因となりますので、少々価格が高くなりますが、必ず屋外用LANケーブルを使用しましょう。

また母屋や離れとの屋外用LANケーブルの引き込み部分も雨仕舞いを考慮することも忘れずに!

注意点② ルーターを2台以上使用しないこと

ルーターとは、簡単にいえば、1つのインターネット回線に1つしかない回線全体を管理している装置のようなものです。

このルーターを通じて、家庭内の複数パソコンに繋がれています。インターネット回線の契約は、ルーターごとになります。

つまりルーターが2台あると、2回線契約になり、月々の料金も2倍になります。あくまでも母屋のインターネット回線の延長で「離れ」のパソコンに繋ぐというイメージです。

屋外用LANケーブルの価格は、http://www2.elecom.co.jp/をご覧ください。また詳しい接続方法は、http://allabout.co.jp/をご覧ください。

無線で繋ぐ方法

これは、母屋側から無線LAN親機で「離れ」のパソコンの無線LAN子機まで電波を飛ばして、インターネット回線に繋ぐ方法です。母屋と「離れ」が近い場合や障害物がない場合に有効な方法です。

無線LANの価格はhttp://kakaku.com/でご確認ください。
設定方法などはhttp://www.pc-master.jp/でご確認してください。

近年では、微弱な電波でもパワーアップさせる中継器や電波を特定方向に飛ばせる無線LANアンテナも発売されています。

「離れ」が遠い、障害物などがあるなどで電波が届きにくい場合は、これらを使用するのも手です。

母屋の修理を0円にする方法


上記写真のような状態であれば、雨漏りしていなくても修理をしたほうがいいでしょう。

母屋の傷みをそのままにしておくと、今よりももっと修理料金は高額になります。しかし気になるのはその修理料金ですよね。

実は、火災保険に加入済みでしたらその心配はかなりの確率で軽減されます。そのわけは火災保険の「風災補償」です。

出典 http://www.sompo-japan.co.jp/
※平成26年7月1日に更新され 表示が異なっています。

火災保険の「風災補償」について

「風災補償」とは、強い風で壊れた屋根などの住宅の修理料金を保険会社が補償するということです。

つまり、保険会社が修理料金を肩代わりしてくれるので、実質0円で母屋の屋根や雨樋等が修理できるのです。

母屋屋根の痛みの原因は強い風

瓦割れ・屋根漆喰崩れ・雨樋破損・棟瓦歪みは、そのほとんどが強い風によって発生しています。意外と思われてかもしれませんが、ほとんどの方は下記2点についてあまり気が付かれません。

  1. 地上で吹く風より2F屋根高さの風は、数倍強いこと
  2. 普段、母屋の屋根を見ないので、その風災に気付いていないこと

このように春一番程度の風でも母屋の屋根が壊れることもあります。もちろん、これも風災です。

風災なら風災補償で修理できる

風災補償は、火災保険加入者なら「当然の権利」といえます。その「当然の権利」の行使には「知識」「経験」「コツ」が必要です。

具体的な風災補償で修理する方法は「火災保険を使って屋根修理が0円でできる仕組みと確実な申請方法」でその詳細をお伝えしています。

火災保険加入者には必見情報ですので、ぜひ目を通しておいてください。

まとめ

母屋について基本的なことをお伝えしました。母屋の増築や離れの新設、離れにインターネット回線を敷く場合は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。