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ルーフィングの種類と価格|騙されないための業者の選び方 – roof partner
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ルーフィングの種類と価格|騙されないための業者の選び方

ルーフィング

新築工事中、ルーフィングに小さな穴開きや破れを見つけて心配になったり、または屋根点検時にルーフィングが傷んでいて全面張り替えるべきか、一部補修にすべきかとお悩みではありませんか?

そんなあなたのために、この記事ではルーフィングの「目的」「種類」「価格」について分かりやすくお伝えしたいと思います。数年後に雨漏りで困らないためにも、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ルーフィングとは

画像参照元:http://www.n-house.jp/
画像参照元:http://www.100percent.co.jp/

瓦やスレート、ガルバリウム鋼板など屋根材の下に敷くシート状の防水建材のことをルーフィングといいます。屋根の英語訳“roof”に“ing”が付いて、ルーフィング“roofing”になります。

ルーフィングを敷く目的 = 防水

ルーフィングを敷く目的は、防水の一点につきます。一般の方は、瓦やスレート、ガルバリウム鋼板など屋根材が雨水を防水していると思われていますが、それは大きな間違いです。

屋根材は、あくまでも見栄えを良くするための化粧材です。もちろん屋根材にも防水機能はありますが、それと同時にルーフィングの保護機能も果たしています。

屋根材=「1次防水」

小雨程度の雨天時では、屋根材のみで防水機能は十分に果たせます。雨水は屋根材の上を通って雨樋まで流れて排水されます。

ルーフィング=「2次防水」

ルーフィングに穴があると、このように雨漏りします。また台風時などの暴風雨では、どうしても屋根材の下まで雨水が浸入してきます。浸入してきた雨水はルーフィングの上を流れて雨樋で排水されます。

屋根は2重防水構造になっている

このように「屋根材=1次防水」「ルーフィング=2次防水」の二重構えで、屋根の防水機能は保たれています。ルーフィングは、防水の最後の砦なので、地域の気象や屋根形状に合った適切な種類選びが重要です。

ルーフィングの種類について

現在、普及しているルーフィングは大きく分けて2種類あります。

アスファルトルーフィング

アスファルトとは、黒色ないし黒褐色の固体または半固体の物質です。道路のアスファルトを思い出していただければ、イメージしやすいでしょう。

このアスファルトをフェルト状の原紙に染み込ませ、その両面に鉱物質の粉末を付着させたものがアスファルトルーフィングです。このアスファルトで道路と同様に防水機能を発揮します。

施工方法:タッカー留め

タッカー留めとは、大きなホッチキスでシート状のルーフィングを留めることをいいます。施工作業が単純なので、多くの業者で行なわれている施工方法です。

改質アスファルトルーフィング

別名でゴムアスファルトルーフィングと呼ばれています。アスファルトに合成ゴムや合成樹脂を混ぜたものを改質アスファルトルーフィングといいます。

温度変化に強く、高温ではダレにくく、低温では割れにくい特長を持っています。

また改質アスファルトルーフィングは、一般に自己接着性があり伸びや曲げに強く、耐久性もアスファルトルーフィングと比べて高いといえます。

収縮性もあるので、屋根の棟部や谷部でも防水性が高く保たれ、タッカー留めや屋根材のクギ打ちの穴からの浸水も最小限に留めることができます。

施工方法:粘着層留め/タッカー留め

粘着層留めとは、改質アスファルトルーフィングの裏面が粘着層になっていて、そのまま野地板に貼り付けて留める方法です。タッカー留めと比べてより防水性が高まります。

なぜならば、タッカー留めの場合、どうしてもステープル(ホッチキスの芯)でルーフィングに小さな穴が開いてしまいますが、粘着層留めでは全く穴が開きません。

注意事項

タッカー留めでも野地板を突き抜けてステープルを打つことはありませんので、防水性に支障が出ることはありません。

【ちなみに】

近年では、遮熱型透湿ルーフィングというものも登場しています。その特徴は、屋根裏結露を防ぐための透湿性と屋根裏の高温化を低減する遮熱性があることです。

当社では、まだ取り扱いが無いので、詳しくは、http://www.dogudoraku.com/をご覧ください。

価格目安

アスファルトルーフィング 3,780円~5,122円(21m×1m)
改質アスファルトルーフィング 4,880円~9,660円(20m×1m)

価格参考サイト:価格.com

ルーフィング施工中に雨が降っても大丈夫なのか?

その答えは、雨降りの程度によって異なります。

小雨の場合

霧雨とかパラパラと降る程度の小雨であれば、ルーフィングが雨晒しになってもほぼ問題ありません。全く気にする必要はないでしょう。

そもそもルーフィングは、防水資材なので、ルーフィングそのものに防水性があるので大丈夫です。

通常の雨降りや暴風雨の場合

この場合は、ブルーシートを被せるなどの雨対策が必要です。特に暴風雨時はルーフィングの継ぎ目から雨水が入り込み、野地板を湿らす可能性が高いです。

ルーフィングは基本的に水を通さない材質なので、野地板は自然乾燥されず、水分を保ったまま腐食してしまう可能性があります。

雨降り前にルーフィング施工する業者は要注意

天気予報の技術が発達した現在では、雨の日は2~3日前には分かります。それにも関わらず、雨降り直前にルーフィング施工するってことは、お客様のことより自社の工事段取りを優先しているに違いありません。

特にルーフィング施工は、雨漏りの危険度は上下する最も重要な工程の1つです。そのルーフィング施工さえも自社都合で行なう業者は、悪徳業者といっても過言ではありません。

事前に悪徳業者かどうかを見分ける方法は「絶対に騙されない!屋根修理詐欺の実態と悪質な修理業者の見分け方」で詳しくお伝えしていますので、参考にしてみてくださいね。

ルーフィングに穴開きや破れを見つけた時の対処方法

新築中や屋根工事中のルーフィングに、穴開きや破れを見つけた時は直ちに現場責任者に連絡をして施工を一旦止めさせましょう。

すぐに行動することが重要

友人や知人などに相談していると、その間に工程が進んだために、後戻り作業や穴開きや破れの確認ができなくなったりしますので、すぐに現場責任者に連絡することが最重要です。

そして、なぜ穴開きや破れがあるのかを問い、納得できなければ該当箇所の手直しを訴えるべきです。

雨漏り原因の多くはルーフィングです

なぜならば、雨漏り原因の多くはルーフィングの施工不良だからです。小さな破れだから大丈夫かなとは決して思わないでください。

その小さな穴や破れが、数年~数十年後に雨漏りを引き起こし、その修理費用が数十万円~数百万円になることも多々あります。

一時の遠慮が数十万円~数百万円の出費を招くことになりますので、少しでも気になったら必ず現場責任者に電話連絡してみましょう。

まとめ

ルーフィングについて基本的なことをお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。ルーフィングは屋根工事が完成すると見えなくなりますが、雨漏り防止には絶対欠かせない建材です。

キチンと担当者より説明を受け、納得してからルーフィング施工をしていただきましょう。